茂山狂言会（千作：米寿、七五三：還暦記念）＠京都観世会館

 

10月5日（金）に狂言を観に京都まで行ってまいりました！
人間国宝でもある千作さんの米寿とその息子さんである七五三さんの還暦という事で、なんともめでたい狂言会･･･なのですが、茂山家のお一人である千●郎さんがフラ●デーされたとかで、配役が変わっておりました。
記事内容は全く見ていないし、千●郎さんが何仕出かしたのかも良く解らないのですが、茂山ファミリーのブログにて、千●郎さんからの申し出があったとはいえ、無期限の謹慎処分と出ていたので、軽い事ではなかったのでしょう。

茂山家にとっては大変な出来事だったはずなのに、そんな空気はおくびにも出さず、素晴らしい舞台を演じて下さいました。
個人的には千●郎さんのトークも声も勿論舞台も、とても好きだったので、残念でなりません。
これからどうなさるのかは解りませんが、破門になった訳ではなさそうなので、これからも茂山家の一員として、頑張って貰えたらと願うばかりです。

で、肝心の今回の曲目は。

■猩々乱　：　素囃子
■庵の梅
■太刀奪
■三人かたは

でございました。
庵の梅ではやっぱりとにかく千作さんが可愛くって（千作さんの言葉尻は、どうにも味があって良い！！）、千作、千之丞ご両人のお孫さんが勢ぞろいで、とても朗らかな空気に包まれて素敵でした。
そして、千之丞さんの地謡がまた素晴らしい！
あの声量と艶はどこから出てくるのか･･。　
数年後には千之丞さんも米寿なのに！！！

三人かたはは、日常会話で使っては不味すぎる差別用語がボロボロと出てきて驚きましたが、古典芸能だからこそ有りなんだな～なんて思ったり。
もう曲目からして差別用語だもんね。

茂山家は逸平ちゃんが帰ってきたかと思ったら、いろいろ大変そうで、いろいろ言われちゃっておりますが、こんな時だからこそ、一家で力を合わせて、良い狂言を舞っていって欲しいと思います。　
頑張れ！！　茂山一家！！！

そして、京都の夜は寒かったです～～。